照射をし続け、アルデラ神軍を陽動するイクタ達光照兵
これらイクタたちの能率的な動きにより、苛烈な反撃を受けたアルデラ神軍だったが、彼らにもまた策があった。それは弾避杭を進軍通路に打ち込むこと。これをされると、帝国軍は砲の射線を塞がれることになり、打ち込まれ続けてしまうとバリケードへと敵兵に近づかれてしまう。
これを回避するためには工兵を送り込み、杭を抜かなければならない。その支援のためにヤトリは白兵戦を指揮官のサザルーフに申し入れる。バリケード側の砲を仰角にすれば、弾弾にも当たらず作業が可能なはず…そしてヤトリは、ナナクと共に激戦区域の真っ只中へと飛び出した。
しかし、それはアルデラ神軍側も予測済みだった。彼らは兵を一端引かせ、ナナクが誘いに乗って奥の杭を抜こうと突出したところを、エアライフルで射撃したのだ。