炎の壁を突破した敵騎兵に対し、対策を練るイクタ。しかし、戦力差は5対1。この劣勢をどう切り抜けるべきか…。考えのまとまらないまま、イクタはマシューとハロに対し、陣地を守るように通達。三日後に再び会うことを約束し、自分はヤトリ、ナナクとともに敵軍の迎撃へと向かう。敵を撃ち破った上で東の林道へ急行し、炎の壁を作り直す。この難行を達成するための、最大の問題点が馬とエアライフルだった。この二点を抑え込まない限り、勝機はない……。イクタは斥候から帰ったヤトリからの地形についての報告を聞き、敵将の思考を読んでいく。そして、彼は不意に顔を挙げた。「これは…いけるといえば…いけるのか?」。イクタの策が動き出す――。